きょうもよい1日を!

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きょうのひとこと

人は、欠点をそのままでは直せない。それには、まずその欠点を快く認めることが必要である。

自分はダメな人間です。
なにひとつ良いところがありません。

ぼくはそういう人を信用しません。
ダメでひとつも良いところがないから
ではなく、本当はそうじゃないからです。

自分をダメというのは謙遜かもしれない。
「そんなことないよ」と言ってもらいたい
だけかもしれない。とも思います。

あるいは向上心のあらわれとみることも
できるでしょう。けれども大半は
やれないことで居心地よく甘やかしている自分
それを正当化してしまっているのが問題です。

自分はダメな人間です、と
そう公言するのなら、自分のどこがダメで
どのくらい足りていないのかまで言えること。
思っている以上にダメかもしれないし
本当はちっともダメじゃないかもしれない。
ただの知ったかぶりなのかもしれない。

本当の欠点は認めることはとても勇気がいる。
それが、たったひとつであっても
自分はなんてダメなんだ!
と打ちのめされる思いがします。

ほんとうに自分の欠点を認めている人は
自分はなにをやってもダメ人間なんです
と、他人に言うわけがありませんね。

ほんとうは甘えの中にどっぷりつかっている
だからぼくはそんな人を信用しないのです。
これはぼく自身にも言えるから。

人間だれしも欠点はあります。
大事なのは、自分の欠けていることを自覚
できていること。自覚できるから克服できる。
克服するための努力ができるのだと思います。

欠点を克服する努力は、ぜんぜんみっともなくない。
欠点を認めず、自分はなにをやってもダメなんです
とひらきなおるほうが、よっぽどみっともない。
そう思いませんか?

きょうもよい1日を!
自分のアラ探しは、ときに必要ですね。

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人は、欠点をそのままでは直せない。それには、まずその欠点を快く認めることが必要である。(アンドレ・ジッド:フランスのノーベル文学賞作家)

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