きょうもよい1日を!

menu

きょうのひとこと

明日あり と思う心の 仇桜  夜半に嵐の 吹かぬものかは

いま美しく咲いている桜を、
明日も見られるだろうと安心
していると、夜半に吹く強い風に
散ってしまうかもしれない

という意味です。親鸞聖人が、
9歳のときに詠んだといわれています。
昔から日本人は桜を「いのち」と例えることも多く、
読み方によっては、
「いつかやろうと思っていることを先延ばしに
しているうちに、死んでしまうかもしれない」
という意味にもとれます。

いま精一杯生きなくて、いつ精一杯生きるんだ?
という戒めとして、ぼくはよく「おもうこころのあだざくら」
と心のなかで反芻しています。

あきらめそうになるとき、
明日やればいいや、と思うとき
頭に浮かべてもらえるとうれしいです。

それにしてもおそるべき親鸞少年、
9歳でこれを詠むとは

きょうもよい1日を!

——————–

明日あり と思う心の 仇桜   夜半に嵐の 吹かぬものかは(親鸞)

関連記事