1Oct
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せっかく映画館まで足を運んで観た作品なのに
ちっとも面白くなく、がっかりしたとします。
ところが後日、同じくその作品を観た友人は大絶賛。
これまで観た映画の中でも相当良かったとまで言います。
余計なセリフが一切なかった、絶妙な間合いがあった。
挿入曲の入るタイミングを、ひと呼吸遅らせてみせた。
あれ、犯人の心理描写の微妙なズレを表してるんだよ。
なるほどそう言われてみれば、あれはデメリット
なんかじゃなく、メリットだった気もしてきます。
まいにちがつまらない、と嘆く。
今日も面白いことがなかったなあ、と寝床に入る。
ぼくにもそんな日がありますが、なんてもったいない
1日を過ごしてしまったんだろう?と。
面白くないなあ、つまらないなあ、
そう思っていると、脳は次々に面白くないもの
自分をつまらなくしているものをみつけだします。
脳は思うことを、正当化してみせるから。
映画についてもそう。
作品そのものが面白くないんじゃなく、
面白くない「視点」ばかりでそれを捉えているから。
つまり、わざわざ自分で自分を面白くなくしています。
あなたがもし、面白くないこと探し名人でいるとしたら
周囲もあなたのことを「面白くない人」と見るでしょう。
面白くない、つまらない、という口癖を止め、
むしろ「そこがいいんじゃない」と口に出してみる。
視点を変えるだけで、きょうも良い日になります。
きょうもよい1日を!
台風で飛ばされてきた色づいた葉に
いっそう秋の気配を感じました。
面白くない「現実」があるのではなく、面白くない「視点」があるだけ。(ひすいこたろう)