29Dec
ひとから褒められるとうれしいものです。
親が子へ、先生が生徒に、上司が部下にそれぞれ
褒めるのは「教育」のためでもあります。
たしかに、
できないことを叱って相手を萎縮させるよりも、
できたことを褒めるほうが良い気がします。
だけど、よくよく考えてみれば
他人から褒められてうれしいのは、
自分のとった行動や存在などが
相手にとって価値がある、もしくは
相手に対して貢献できた場合ではないでしょうか。
褒められたからうれしい、というより
相手に感謝されたからうれしかった。
というわけですね。
アドラーもいっているように
人は他人から感謝された体験をすると、
もっとされたい、と貢献をくりかえそうと
するのかもしれません。
だから「よくできたね」と相手を褒めるより
ありがとう!と感謝していることを伝える
ことのほうが、返し方としては正しいのだと。
人間にとって悲しいのは
他人から感謝される存在でないことです。
それは同時に、他人から大事にされていない
ことにつながっているから。
感謝されやすい人をみていると、その人も
他人に感謝ばかりしていたりします。
なにかと自分が不幸だと思いがちなひとは
あまり他人に感謝できずにいるように感じます。
これって逆も然りということでしょうか。
きょうもよい1日を!
朝起きて、きょうも生きてる
それだけで感謝できるひとは
自分をだいじにしているひと。
きっと他人もだいじにしているはず!
「よくできたね」とほめるのではない。「ありがとう、助かったよ」と感謝を伝えるのだ。感謝される喜びを体験すれば、自ら進んで貢献を繰り返すだろう。(アルフレッド・アドラー)
失敗者は「ない」で考えを終わる。成功者は「ない」から考え始める。
他人の過失を見るなかれ。他人のしたこととしなかったことを見るな。ただ自分のしたこととしなかったことだけを見よ。悪口は毒蛇だと思え。受け取るな。