8Jan
いまはあたりまえになっているけど、
ほんの20年前には、めずらしかったこと。
ひとつあげるとするなら、
ネットで書いたものを公開する習慣。
あらためておどろくのは、ひとは
これほどまで書きたいことがあったのか!
ということです。
かつてより日記や手紙、雑誌への投稿など
書く機会もあったし、
方法もこと欠かなかったけど、一般的に
ここまで文字を書くという時代も
なかったんじゃないかと思うほどです。
それでもなお、
言えなことのほうが多いのが人間。
10年くらいまえだったけど、
当時 雑誌でみかけた万年筆の広告
いつも素敵だなあと思っていました。
きょうは、
とくに印象に残るコピーの一節を
きょうのひとことにえらびました。
シリーズ化していましたが、毎度毎度
素敵な文章だなあと思っていました。
たとえばこんなかんじ。
がんばってしまう人ほど、生きにくい時代なのかもしれません。
子供も、大人も、お年寄りも。
いじめたり、いじめられたり、子育てに迷ったり、仕事で躓いたり、一人きりの不安と向き合ったり。小さなペンに、大きなことはできません。
でも、うつむいてるあなたに出来ることが、
少しだけあるかもしれない、そう思ったのです。聞いてほしいけれど、言い出せないでいること。
胸の奥に、ずっとたまっている何か。
声にするにはたくさんの勇気がいるから、
まず書いてみませんか。たとえば、自分への一通の手紙を。
包み隠さず、すべてを打ち明けてみる。
もう一人の自分にグチも悩みも聞いてもらう。文章に句読点があるように、
息継ぎをすることも、立ち止まることも、かけがえのない時間です。
あなたの体から溢れでた言葉たちで、白い紙がうまった頃、
あなたの気持ちが少し軽くなっていたら、
私たちも、うれしい。一本のペンがあれば、人は、笑ったり泣いたりできる。
スマホの普及などで、ますます文字を
書くことが減ってきたと思ういっぽうで、
紙の手帳売り場に人が群がるニッポン。
ぼく自身、手書きで文字を書く機会が
増えている気がします。
文字にはとても力がありますね。
きょうもよい1日を!
きょうもしっかり
アウトプットしていきましょう。
言えないことの方が多いから、人は書くのだと思う。(2009年 パイロットの広告)