1Jun
「僕を子供だと思って説明してくれるかな?」
とある日、かつての上司に言われます。
ぼくは説明を一旦やめ、同じ内容を
簡単な言葉に換えて説明をしようとし
愕然とします。
自分自身、内容を理解していなかったことに。
説明の下手な人の大半は、そもそも
本人自身が説明内容を理解していません。
あれ、それ、これといった代名詞が多いし
定義が曖昧なカタカナ英語を多用します。
早口になったり大声になったりします。
相手に質問をさせては困るからです。
なにかこう、本末転倒ですね。
自分が本当に理解したかどうかを
確認するには、子供でも理解できるよう
言い換えられるか試してみるとわかります。
「相手の言葉で話せ」
ともいいますね。
そんな難しい言葉、よく知ってるね!
などと褒めてくれる人などいません。
だれでも理解できる簡単な言葉で
難解なことを説明できる人のほうが
よっぽどエライと思います。
曖昧なのは自分が理解していないから
理解してもらうためには、まず理解を。
きょうもよい1日を!
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6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない。