きょうもよい1日を!

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きょうのひとこと

遠くをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す。

二宮金治郎(のちの尊徳)といえば
薪を背負い本を読みながら歩く像で有名。
通っていた小学校の片隅にもありました。

いまは「歩きスマホを誘発させるから」と
坐像に置き換えられる例もあるようですね。
あれではただの「座って本を読む少年」で、
どこがエライのかさっぱりわかりませんが。

勤勉さをどう表すか?
各時代さまざまで、
雑誌などでも「デキる男」「デキる女」的な
特集でも取り上げられています。

ホテルのロビーでケータイで話す男
電車の中でノートPCで仕事する女

今では「ただの迷惑な人」にすぎませんが
普及し始めたばかりの頃は それだけで
最新ツールを駆使するビジネスパーソン!
的に紹介されていたことは記憶に新しいです。

そんなふうに「表現方法」や「ツール」など、
時代ごとにコロコロ変わるものより、
どの時代でも通用する普遍的なものに
より価値があることに気づかされます。

例えば今とりかかっている仕事や勉強は、
対処療法的なものか、資産となるものかを
意識することはとても大事です。

今月に身になるもの、来年以後に実るもの
10年後も生き続けるもの・・などあります。

冒頭について言えば、
二宮金治郎を歩く姿にするか座らせるかを
議論するのではなく、そもそもこの像を置く
意味はなんなのか、何を目指すものなのかを
きちんと生徒や親御さんに教えることが大事
なのだと思います。

目の前のことばかりにとらわれて右往左往
するのではなく、遠くを見据えていまの
行動に落とし込んでいく。そう思います。
善悪すら普遍的なものではありません。

二宮尊徳は善悪について

善悪と言っても、
天が決めたものではなく
結局、人間にとって
便利かどうか
だけの話である。(二宮尊徳)

というふうに言い残しています。
辛口ですが、思い当たりますね。

きょうもよい1日を!

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遠くをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す。(二宮尊徳)

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