きょうもよい1日を!

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きょうのひとこと

きのこ入りピロークを食べてもぺらぺらおしゃべりするな

むかしから「ロシア」といえば
おばあさんと、パンが想起されてきます。
どうしてだか、自分でもよくわかりません。
きっと、子供のころに読んだ絵本の影響
なのだろうと勝手に思っています。

歴史やいまの世界情勢を知れば
ロシアにあまり良いイメージを持たない
日本人は多いと思いますが、
なぜかぼくは、おばあさんとパン・・・
スカーフをかむり、長いスカートを履いた
おばあさんと、まるい大きなパン。
おばあさんは腕にカゴをぶら下げていて
たっぷりのキノコが中に入っています。

ロシア人はキノコが大好き!
彼らは信じられないほどたくさん
キノコ狩りをし、キノコを食べます。
古代ロシアでは主食だったそうです。

チェルノブイリ原発事故があった直後
付近のキノコは相当汚染されましたが
彼らはかまわず食べていたと言われます。

それからロシアはスパイのイメージ
いまは亡きKGBは強大な諜報機関でした。
泣く子も黙るKGB(カーゲーベー)、
プーチン大統領はKGB出身でもあります。

KGBのスパイ(対外諜報)活動もすさまじく
捕まれば、凄まじい拷問や脅迫をされて
黙秘のうちに殺されたスパイたちのタフさに
思いを馳せずに入られません。

ロシアのことわざにこんなのがあります。

「きのこ入りピロークを食べても
ぺらぺらおしゃべりするな」

ごちそうされても余計なことをしゃべるな
という意味ですね。

どんな拷問を受けても口を割らなかった
屈強なロシア人スパイも、きのこ入りピローク
を出されたとたん、うれしくてつい
口を割ってしまったのかもしれません。

ピロークはロシアではパイのこと。
酵母を発酵させたパン生地が使われます。
チーズやベリー、ナッツやひき肉などを
いっしょに詰めて焼きあげられます。

美味しそうですね。

想像しただけで、つい余計なことを
しゃべってしまいそうになります。
でもそれはダメ。

今ここで、
しゃべるべきでないことを
ぺらぺらしゃべらないこと。
それもまた、大事なことです。

きょうもよい1日を!

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きのこ入りピロークを食べてもぺらぺらおしゃべりするな (ロシアのことわざ)

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