23May
今居るぼくの部屋の壁には
アンディウォーホルの写真が
かけられています。
とくにアンディの作品が好きだから
というわけではなく、たまたま
手にしたので、かけておいたという程度。
外すのを忘れていたというべきか・・・
とはいえ、
彼のシルクスクリーン系の作品には
なにかしらインスパイアされてもいて
ぼくの描くイラストにも少しだけ
彼の影響によるものもあります。
著名なロックミュージシャンとの交流
など華やかな社交界に身を置いたことで
「誰であれ15分間は世界的に有名になれる」
という有名な言葉を残します。
当時は60年代、メディアはこぞって
この言葉をはやしたてました。
そのことにうんざりしたアンディは
「誰もが15分以内に有名人になれる、
そんな時代が来るだろう」
と言い換えました。
70年代終わりのことでした。
誰でも簡単にブログやSNSなどの
メディアを持つ時代になりました。
セフルブランディングという言葉を
耳にするように、個人をブランドに
したてることも可能です。
アンディウォーホル作品と
ネットメディアには共通点があります。
それが「コピー文化」です。
アンディはシルクスクリーンを使うことで
オリジナル作品をいくつも製作しました。
ふつうコピーされた方は偽物ですが
この場合、どちらもオリジナルなのです。
インターネットの場合、不特定多数の
リツイートやシェアによって拡散します。
またたく間に。15分以内に。
アンディがそこまで見えていたかは
わかりませんが、今となっては
なんの違和感もありません。
でも、よく考えてみると
15分以内に有名になれるとして
有名になりたいでしょうか。
なりたいですか?
きょうもよい1日を!
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誰もが15分以内に有名人になれる、そんな時代が来るだ