きょうもよい1日を!

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きょうのひとこと

真の発見の旅とは、新しい風景を求めることでなく、新しいものの見方を得ることだ

人類を「ホモ・モビリタス(動く人)」
と呼ばれているように、移動することは
人間の本性のひとつだと思います。

放浪、漂泊、一所にとどまる息苦しさ、
あるいは、空間の彼方への渇望。

学校で習い、憶えている数少ない
言葉のひとつに「グランドツアー」
というのがあります。

18〜19世紀のヨーロッパは世界の先進国。
大学を出た子どもたちはその後、数ヶ月
から数年かけてヨーロッパを旅すること
が大流行していました。

これがグランドツアーと呼ばれ、多くは
かつてのローマ帝国の支配地域をめぐる
というもの。

自分たちのルーツを現地で直接学ぼうと
したのだろうと思います。

自分がエリートである自覚と、たしなみ
そんな気概もあったかもしれません。

いまもその名残があって、ヨーロッパ、
特にドイツ人は、大学を卒業すると
決まって世界をバックパッカーして回ります。

ぼくも20歳前後はバックパッカーだったので
旅先で彼らの多くに出会い、交流したものです。

こうした旅はまちがいなく、
その後の人生に影響をおよぼしました。
持ち合わせていた常識がうらぎられる快感。
まだ頭がやわらかいうちに回れたのも幸運でした。

プルーストは著作『失われた時を求めて』に

真の発見の旅とは、
新しい風景を求めることでなく、
新しいものの見方を得ることだ

と書き残しています。
新しい風景に出会えることは
旅の動機の最たるものですが、それよりも
新しいものの見方を得ることが大事とします。

つくづくそう思わされます。
自分と他人の違い。ものの見方や捉え方
それぞれがちがってあたりまえ、多様性を
受け入れることの寛容さも教えられました。

 

きょうもよい1日を!
カチンと来たら多様性。
自分は自分、ひとはひと。


真の発見の旅とは、新しい風景を求めることでなく、新しいものの見方を得ることだ。(マルセル・プルースト)

 

 

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