7May
ひとそれぞれに、
いろんなひとりごとがあります。
なにげなく口に出るもの、
「寒い」とか「美味しい」など・・
なかでも意識して使う ひとりごとは、
呪文や、おまじない、祈りごと
かもしれません。そうありたいと願うとき、
ひとはなにかをつぶやきます。
どちらかというと少しネガティブなとき
うちゅうにそうじつなく
けんこんただいちにん
(宇宙無双日 乾坤只一人)
と、ぼくはつぶやきます。
遠い昔に観た映画で、脇役の一人が
そう言ったのを「いいなあ」と思い、
いつしか自分でも使うようになったと
いうわけです。
宇宙に太陽は二つと無く、
天地に自分ただひとり
それがいったいなんなのか?
語源は12世紀の中国南宋時代
『五燈会元』からの禅語。
ひとつしかない太陽がすべての
自然に恵みをもたらすよう
自分も慈悲のこころを
すべてに注ぐべきである。
といったような意味だったかと思います。
自分にはそんな崇高な思いとはほどとおく
小さな自分にとらわれてくよくよするよりは
無我無心で、あらゆる良いところに目を向けよう
だって太陽も宇宙にひとつしかないように
じぶんも世界でひとりしかいないんだし
まあだいたいそんな解釈でつぶやきます。
・・けんこんただいちにん・・・
口に出してみるとわかるように
けっこう語感もいいです。
気分がすぐれなかったり落ち込むとき
呪文のように唱えるだけで和らぎます。
いちどためしてみてください。
きょうもよい1日を。
きょうも二度無い 只一日です。