8May
年をとると人は成長しなくなります。
あたりまえじゃないか、なに言ってるんだ?
と思われるかもしれませんが、
成長が止むというのは、寂しい気がします。
年をとる、ことはある意味
自分を叱ってくれるひとが減っていくこと
と言い換えてもいいでしょう。
ひとはかならずどこかで間違えます。
欠点があり、新たに欠点が生まれます。
できれば正しい判断を常に行い
ものごとが良くなるように過ごしたいもの。
だのに、自分の間違いを指摘されると
「お前にそんなことを言われる筋合いはない」
などとつい腹を立てたりします。
なかなか高潔な人柄というのはなれません。
ゲーテは著書『格言と反省』のなかで、
欠点を改め、過ちを償うことは、最高の幸運である
と書き残しています。ということは
自分の欠点を改めてくれるひとこそ
最高の幸運をもたらしてくれた
といえそうです。
あなたには、そのような人がいるでしょうか?
いい大人なんだから本来
欠点は自分で気づき、改めるのがベスト。
だからもし自分の欠点を見つけられたら、
グッドジョブですね。
それをどう直すかが知恵の発揮どころです。
自分の欠点を見つけやすくするために
必要なのは
謙虚でいること、素直であること。
最高の幸運を得やすいベースというのは
案外、そのようなことなのかもしれませんね。
謙虚であること。素直でいること。
自分を正してくれた人に感謝できること。
きょうもよい一日を。