28Sep
自分の仕事人生は何年だろう?
ふとそう思い、立ち止まってみます。
人生100年時代と言われるようになり、
これまでのように、60歳、65歳まで
働けば「あがり」ではなくなりました。
そこから長い「老後」が待っています。
日本にいまの「年金」が登場したとき、
老後は「約10年」のことでした。
60で引退し、70でこの世を去る。
ところがいまは、そうはいきません。
当時のものさしで測れば、老後は30年。
最初の仕事人生が定年までなら、そこから
さらに「第二次仕事人生」だって始まります。
老後は決して悠々自適ではないし、
多くの場合、また仕事を始めたがる人も。
なぜならひとはだれしも社会に関わっていたい。
世の人に自分は価値のある人間と思われたい
という願望(というより本能)があるからです。
仕事を「仕える事」と表すように、
あなた以外のものに仕える事を意味します。
仕える対象は、雇い主やお客さんとなりますが、
本質的には、自分の生み出す価値を相手に与え
自分が欲しいものと交換することだと思います。
これらは原則、等価交換でなければなりません。
ぼくは、ふつうの人より少しだけ
早めに「第二次仕事人生」を始めています。
あるいは早めに「第一次仕事人生」を終えた
というべきか。
自分の好きな仕事や向いている仕事をしている人
第二次では、少なくともこうなっていたい。
そう思います。
社会に出てまもない第一次仕事人生では、
まだよくわからなかった自分の好きな仕事、
向いている仕事が今ならわかる。と思うからです。
きょうもよい1日を!
90になっても働いているのは
不幸なのか?それとも幸運なのか?
このごろはとくに考えてしまいます。
世の中には2種類の大人がいます。自分の好きな仕事、向いている仕事をしている人と、そうでない人のことです。(村上 龍)