きょうもよい1日を!

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きょうのひとこと

消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。完成するころには、彼らは新しいものを欲しがるだろう

ある会社が新製品を開発するとき
やっているのが市場調査。

・顧客が何を必要として要るのか?
・顧客はどうすればそれを買うのか?
・ならば本人たちに聞いてみればいい

というわけです。
過去の商品別売上が分析され
アンケート調査が施行されます。

自動車会社の創業者
ヘンリー・フォードのエピソード。
顧客に何を望むのかを聞いたなら
「もっと速い馬を」と答えたろう。
当時は馬車の時代、むべなるかな、ですね。
大衆車の先駆、T型フォードが世に出たのは、第一次大戦より前の1906年でした。

現在
なくてはならないスマホですが
その先駆 iPhoneを世に送り出した
スティーブ・ジョブズは

「多くの場合、人は形にして見せて
もらうまでは自分が欲しい物が
何か分からないものだ。」

といっています。
少しさかのぼって1989年、
名機 Macintosh SE/30を送り出した後
インタビューでもジョブズ氏は

「消費者に、何が欲しいかを聞いて
それを与えるだけではいけない。
完成するころには、彼らは
新しいものを欲しがるだろう。」

と答えていました。
世の中を変えてしまうくらいの製品を
産み出す創業者ならではだと思います。
ずっと一貫していたわけですね。

わからなければ顧客に聞けばいい
的なマーケディング手法だけでは、
到底、売れるものは作れない
ということに気づかされます。

これがあれば、
あなたの生活はこんなふうになります
というシンプルなユーザー体験。

これを思い描けるだけの想像や妄想。
ここに力のある人は強いと思います。
今の、スマホのある風景をある程度
ジョブズ氏には見えていたのでしょう。

様々なプロセスがAI(人工知能)に
置き換わろうそする今、人間ならでは
の強みは、思い描ける力にあります。

できるだけ多くのものを見て
できるだけ多くの体験をする。
想像力を逞しくするための要素を
きょうも拾い上げていきましょう。

きょうもよい1日を!

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消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。完成するころには、彼らは新しいものを欲しがるだろう。(スティーブ・ジョブズ)

 

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