きょうもよい1日を!

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きょうのひとこと

地球人だってりっぱな宇宙人じゃねえか。

じぶんだけがまわりの友だちと違う。
ただそれだけでいじめられたもんです。

顔や背たけ、着ているものやしゃべりかた
家庭環境や癖によるもの・・さまざまです。
ほんのわずかな違いを見つけて攻撃する。
子どもって残酷だなあ、と思います。

もちろんそれは大人も同じで
彼我の違いを見つけては、それを
正そうとしたり、争おうとします。

あまりにも自分たちとは違う人物に対しては
あいつほんとうは宇宙人じゃないか?と、
子どものころ思った経験はありませんか?

ぼくなどはわりと、本気でそう思っていた
ふしがあり、いつか地球を侵略しようと
あちこちにまぎれこんでいるに違いない。
と、友だちなどに話していました。

そのうち、オマエこそ宇宙人だろう?
などといわれはじめ、焦る始末。
焦るとますます疑われたりしました。

昭和40年代を子どもですごした世代は
ウルトラマンシリーズが
話題に上がらない日はなかったほど。
なかでもウルトラセブンで登場する
宇宙人の特異性と深さについては
子どもながらに哲学に触れる思いでした。

きょう紹介するひと言もそのひとつ。
敵なんだけどやたら友好的なペガッサ星人。
最後まで巨大化せず、等身大のまま
ウルトラセブンと戦ったという珍しさ。
アイスラッガーが当たっても死なず逃げた
という最期も新鮮すぎました。
そんなペガッサ星人はやたら口達者で

「地球人だってりっぱな
宇宙人じゃねえか!」

などと言い放ちます。
日本人もアメリカ人も中国人もない
宇宙人から見たらぜんぶ地球人。
宇宙人なんてホントはいないんた
などという地球人の浅はかさにも気づかせ
自分たちだって宇宙人の一種なのにという
視点が得られたことは、子どもながら
目からウロコでした。

小さな違いを見つけては他人を攻撃する
そんなセコさや意味のなさに気づかせてくれます。
自分と違うから相手を責めるんじゃなく
違いがあるからこそ尊重すべきなんだと。
ペガッサ星人、宇宙人なんだけど
やたら人間臭くて、けっこう好きでした。

きょうもよい1日を!
いまも鳩山由紀夫は宇宙人だと思っています。

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地球人だってりっぱな宇宙人じゃねえか。(ペガッサ星人:ウルトラセブン)

 

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