きょうもよい1日を!

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きょうのひとこと

いのちが一番大切だと思っていたころ生きるのが苦しかった いのちより大切なものがあると知った日生きているのが嬉しかった

ある年齢にさしかかってからは
とにかく花が好きになりました。
写真を撮ることが楽しくなった時期と
あるいは重なるかもしれません。
太陽に透かして見る花びらは
本当に美しいなあと思います。

野に咲く花をみつけると、
まるで星野富弘が描く花のようだな
とつい思ってしまうほど、彼の描く
やさしいタッチの花の絵が好きです。
花たちも、彼に描いてもらうことを
とてもよろこんでいるように思えます。

描いた花にはことばが添えられます。
そのことばがまたすごく素敵で、
描花を鑑賞しながらそれらのことばが
ふわぁっとこころの中で花開く感触が
楽しめます。彼は詩人でもあるのです。

実はこの画家、手ではなく
口で絵を描いています。文字を書いてます。

体育教師だったころ頸椎を損傷し
手足の自由を失ってしまったのです。

絶望を味わい、
絶望のふちから、ある表現を携えて
いまもこうしてエッセイ添えの花の絵を
披露されていらっしゃいます。

そんな彼のことばはだけに、
きょうのひとことは、かがやきます。

自分のいのちに固執し、
これを守ろうとすると苦しい。
でも、いのちより大切なものの存在は
生きているのをうれしくさせる。

たしかに思いあたりますね。
意識を向けるとたしかにそれはあります。

星野富弘の花カレンダーも、どこか例えば
実家あたりに見つけるかもしれませんね。

 

きょうは終戦の日。
あのとき、いまより
ずっと死のほうが多かった。そんな
亡くなった人たちのためにも
力強く生きていこう!と、
自分の命より大切なものを失った
多くの人たちのこころの支えが
それだったにちがいありません。

きょうもよい1日を!


いのちが一番大切だと思っていたころ生きるのが苦しかった いのちより大切なものがあると知った日生きているのが嬉しかった (星野富弘)

 

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