19Feb
人それぞれに、他人とのつきあいがあり
仕事をする人であれば、職場があります。
そして職場にはストレスがつきもの。
さまざまなストレスにとりかこまれています。
とくに多いのは人間関係。上司、部下、同僚
取引先の担当者、などなど・・
会社に勤めていたり、経験のある人なら
上司に悩み、部下に悩んだことでしょう。
悩みもまた、年々レベルアップしてきます。
理由のひとつは自分自身の能力が上がるから。
認知力が上がれば上がるほど問題に気づきやすくなりやすいから、それを解決しようと悩みもまた増えるわけですね。
質の悪い上司にあたると、これがめっぽう悩まされます。部下を叱るとき、ついでに自分の自慢をしたりします。自分しか自分を褒める人がいないせいか、相手の弱点をみつけては「わたしに言わせれば」と、誇示してきたりとかね。
心理学博士の榎本博明氏は、「能力が低い人は、自分の能力が低いことに気づく能力も低い」といいます。誰もが「ポジティブ・イリュージョン」を抱えていて、自分の能力を過大評価する傾向がある。能力が低い人ほどそれが顕著だというわけですね。
よけいなストレスを感じないようにするためには、ある種の「慣れ」が必要です。自分を過大評価しているひとは、強い劣等コンプレックスもあわせもっていますから、相手を自分より優位に立たないよう、あらゆるじゃまをします。蜂の巣をつつくことはありません。「こういうひとなのだから」と慣れ、つきあっていきましょう。
慣れると、あれほどイヤだった上司もあんが憎めないいいいところはあるし、ダメダメだと思っていた部下も、育てがいがあるものです。
だからといって、自分を過大評価するのはやめましょうとぼくは結びません。むしろ、どんどん過大評価していい。どんな小さなことでも出来たら、褒める。他人の見ていないところでは、自分を褒めてあげていいんです。
自分を褒めることは他言無用です。
くれぐれもお忘れなきよう。
きょうもよい1日を!
月曜日だからこそ
アゲアゲですごしましょう。
能力の低い人ほど、自分を過大評価しやすい。(榎本博明:心理学博士)