23Feb
正しいの「正」という漢字。
よくみると「一」と「止」で出来てます。
仏教用語に「一日一止」があります。
一日に一度、立ち止まって省みる時間を持ちなさい、という意味ですね。それが正しいのだと。
人はなにかと忙しいもの。
生活するために仕事をし、仕事とあれば何をおいても優先します。疲れた。みんながんばってる。自分もがんばらなくちゃ。SNSでは、友だちはみんな充実してそう。美味しそうな肉を食べてる。素敵な場所で素敵な人たちと楽しそうにしてる。それに比べて自分は・・がんばらなくちゃ。凹んでるヒマなんてない・・
走り続けている、と思ったら追われてた。あるいは、まちがった方向へ全力疾走していた。なんてこともあるかもしれません。
一日に一度、止まってみませんか?
一年分まとめて後で振り返ろう、とか四半期ごとに見直そうということはあっても、なかなか一日単位というのは見過ごされがちではないでしょうか。
大事なのは止まること。
止まる時間を作ることです。
呼吸以外の、いましていることのすべてを止め省みる。
ちなみにぼくの場合、
・ 20分の瞑想
・3行日記
を実践しています。
瞑想は何も考えずにおこないますが、短い日記のほうは、きょう一日ぶんしたことしていること良かったこと悪かったことなどを、暗号文のように短くまとめます。
もちろん、これはただの一例です。
自分に合う「一日一止」をやってみましょう。
意外と気づくことが多いです。
そうそう、瞑想のしかたは別のブログに載せておきました。もしよろしければ・・
一日毎なんてめんどくさい!
と思われた方、禅には「一息に生きる」という考えもあります。まさに、ひと呼吸している瞬間を、けんめいに生きなさい。ていねいに生きなさい。というわけです。おもしろいことに、それらを意識すると、生きていることがとても愛おしく、また、感謝したくなってきます。
きょうもよい一日を!
人は毎日生まれ変われます。
一日一止 (仏教の教え)