3Aug
「男はタフでなければ生きて行けない。
優しくなれなければ生きている資格がない」
優しくなれなければ生きている資格がない」
角川映画『野生の証明』でのキャッチコピーです。
この映画がテレビでプロモーションされていたころ
ぼくは中学生、まだ生まれてなかった輩も多いでしょう。
映画の内容は記憶があいまいになってきましたが
フレーズだけはずっと耳に残る、実に名コピーです。
もともとこのフレーズはレイモンドチャンドラーの
ハードボイルド小説『プレイバック』の中で使われた
フィリップマーロウのセフリフから引用されています。
優しさと強さ
まるで反対の意味のようでそうではありません。
優しいから強くなれる
強いからこそ優しくいられる・・
というふうに相乗しているものです。
このことに気づいたのはずっと後のこと。
タフな人生のおかげかもしれません。
本来、弱さからくる優しさは
相手に伝わりにくいものです。
そもそも心に響きませんね。
きょうもよい1日を
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タフでなければ生きていられない。やさしくなれなかった