27Jan
自分にちっともいいことが起こらない、というふうなことをある人に話したとき、そのひとは、ポンとぼくの背中をたたき「だろうね、いまのおまえならきっと、いいことが起こっていても気づかないと思うよ」と笑いながら答えてくれました。
もうずいぶん昔の会話ですが、いまもときどき思い出されます。良いことも悪いことも、自分が勝手にそう決めているだけなんだと気づいた瞬間でした。
自分がいま、どういう状態か?
ふと漏らす自分の言葉でわかります。
明るく前向きなことを語っているのか、
それとも不満を語り他への批判ばかりか?
ひさしぶりの「きょうのひとこと」は
『あすなろ物語』『敦煌』などで知られる
作家、井上靖のことばです。
努力する人は希望を語り、
怠ける人は不満を語る。
ストンと腑に落ちる感じがします。
前向きな言葉を口にしながらものごとに取組めば、それは努力という形になって成し遂げられます。逆もまた然りで、不満は自分がサボるのを正当化するだけのこと。これはちょっと耳が痛いですね。
努力をするのはダサい、という風潮がかつてありました。
冗談じゃない!と思います。
努力こそは、その人に目的があり希望がある証拠です。
そんな毎日をおくりたいですね。
きょうもよい1日を!
今日もいちにち、いっぱい努力したなあ
と思えるのってすごく幸せだと思いませんか?
努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。(井上靖)