26Oct
ずいぶん昔、
ぼくがまだ園児だったころ
友だちとよくケンカをしました。
園長先生はケンカを止めようとせず
「先に謝ったほうがケンカは勝ちよ」
とひとこと。意味がわかりませんでした。
きっと騙しているんだとすら思いました。
ようやくその意味が理解できたのは
それから何年もたったあとのこと。
相手の非をあげつらい、責めることを
ぼくたちはつい、やってしまいます。
悪いのはあいつ。それのどこが悪い?
相手がやったことと、相手自身は違います。
相手をただ打ち負かしたいだけの言動は
自分の正当性をひけらかしているつもりで
じつは、自分を追い詰めています。
生きにくい時代、といわれます。
でも、生きにくくしているのは
自分自身なのかもしれません。
だれかを恨んだままでいたり
弱みをあら探ししたりするなどして
自ら生きにくくしていないでしょうか?
強い人こそ、相手を許します。
受け入れる広い心を持っています。
許す人はまた、責任感が強い人でもあります。
強い人でありたい。
そう思います。
きょうもよい一日を!
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弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは