20Oct
かつてどんなに生活が苦しくても
本だけは買って読んでいました。
いまも時間を見つけては本を読みます。
先月買った本の数は12冊(雑誌を除く)。
電子本でも読みますが半数はまだ紙です。
外出するときは読みかけの本を3冊くらい
カバンに忍ばせます。
それだけでノートパソコンほどの重さです。
本を買う理由は、借りた本は汚せないのと
大好きな紙とインクの匂いが少ないから。
気に入った大事な本ほど汚します。
線を引き、書き込み、折り、破る。
風呂にも持ち込むので、濡れもします。
電車の中に本を置き忘れ、続きを
電子本をダウンロードして読むことも。
情報ならネットの方が探しやすいし
てっとりばやい、鮮度も高いです。
ただ繰り返し読みたいものはありません。
気に入った本は繰り返し読みます。
本は繰り返し読むことが前提です。
それに値しない本はさっさと読むのをやめ
捨てるか売るか誰かにあげます。
本も大事だけど時間はもっと大事だから。
本を読む理由は、
自分がいかに知らなかったかを知ること
につきると思います。
次点は、描写や表現のうまさを学べること。
良いものを見つけると写経のように
ぼくはそれをノートなど紙に書き写します。
食べることも読むことも血肉になります。
その意味では、身体を使って読書をします。
「きょうの一言」で紹介するのも
あるいはその一部かもしれませんね。
繰り返し、使うことでエネルギーになり
こうして共有できるのも本の良いところです。
あなたも一冊いかがですか?
きょうもよい1日を!
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作家は本を始めるだけだ。読者が完成させる。(サミュエ