きょうもよい1日を!

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きょうのひとこと

千の平凡で一生を貫け

詩人、竹内てるよさんは母親を入水自殺で失い、
自身もまた難病を患い、それを理由に
離縁されたことをきっかけに生まれたばかりの
赤ん坊と心中しようとしました。

赤ん坊を絞め殺すため
首に紐を回した瞬間、揺れる赤い紐をみたためか
赤ん坊が、むじゃきに笑う・・
それをみて思わず涙があふれて流れ
赤ん坊の頰をぬらし、目と目があう。

このとき詠んだ詩が以下の「頰」でした。

 ただ自らの弱さと意気地なさのために
 生まれてなんも知らぬわが子の頬に
 母よ 絶望の涙を落とすな 

美智子皇后が、スイスのバーゼルで開催された
国際児童図書評議会のスピーチに引用され、
一躍有名になった詩でもありますね。

きょうのひとことは、
そんな竹内てるよさんが
我が子に贈ったことば。かなり
刺さる言葉ではないでしょうか。

 生きたるは一つの愛
 さびしさにも、不幸にも、
 いたずらにも嘆かず
 自分のたましいを汚さざるため
 生きたるは奇蹟でもなく
 生命の神秘でもない
 生きたるは唯一にして無二の責務
 『生きたるは 詩:竹内てるよ』

 

きょうもよい1日を!
あたりまえのことをあたりまえに。
まいにちが千凡ノックです。


千の平凡で一生を貫け。(竹内てるよ)

 

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