24Jun
道に迷わなくなりました。
これもスマホに装備されているGPSのおかげ。
歩きスマホはよくないけれど、地図で方向を
確かめるため、ついやってしまいます。
同じような人が街のあちこちにいて
スマホを見つめながらその場を
くるくる回っている姿はどこかユーモラス。
ぼくは自分でも嫌になるくらいの方向音痴で
カーナビがなかった時代のドライブでは
ずいぶんガソリンと時間を無駄にしたものです。
スイスに着いたつもりがオーストリアだったり
待ち合わせ時間に、日付を超えて到着したり
こうしたことが枚挙にいとまがありません。
今後はそんな悲惨な経験がなくなりそうです。
いっぽうで、機械に頼りすぎてもともと
劣っていた機能がさらに弱くなるのでは?
と不安になります。
大丈夫か、自分の空間認識能は?と。
というか、ひとつのことに集中すると
他のことが見えなくなる性格が問題か?
そもそも道は迷うからこそ覚えられるもの。
迷いながら、自分で正しい道をみつける
迷い、試行錯誤があるからこそ身につくのだ
とそんなふうにも思います。
道を知るには、迷うのがいちばん!
スワヒリ語で書き残されたことわざです。
アフリカの大地で道に迷うことは
命だって落としかねない。そのことから、
・痛みを伴おうと身をもって知るのだ
・知識は試行錯誤の中で身につくのだ
といった教えを残したかったのでしょう。
ぼくもそんな東アフリカの教えを重んじ、
スマホのGPSばかりに頼ってばかりいないで
自らの「体内GPS」を強化したいぞと思う
きょうこのごろでございます。
きょうもよい1日を!
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道に迷うことこそ、道を知ることだ。(東アフリカのこと