きょうもよい1日を!

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きょうのひとこと

屋根を修理するのは、太陽が照っている時。

いざという時に備えて準備する。

言うは易く行うは難し、ですね。
自分にとって何が「いざ」なのか?
そこを知らなければなりません。

先日、ある年配の方に
あなたにとって「いざ」とはなんですか?
と伺ったことがあります。

「自分が死んだ後のことかなあ・・」

その方は現役で、会社経営者。
奥さんと娘、愛犬と暮らしています。
はたから見れば羨むべき存在のひと。
会社は人に任せ、海外に移住しようと
考えていらっしゃいます。

おどろきました。
「いざ」とは、大事に至るときや
肝心のときをあらわすわけですが
それがまさかの「自分の死後」です。

思えば「死」は誰にも訪れます。
死ぬなんて、考えたくもない。
というひとはいても、
自分は死ななくて済むかもしれない
というひとはいないでしょう。

それゆえに、いちど死を意識すると
生きていることがどれだけありがたいか
ということに気づかされます。

いましていること、
しようとすることに意味があるのか?
自分はどこにいて、この先
どこにいこうとしているのか?

なるほど「自分が死んだ後」
に目をやれば、とてもじゃないけど
やり投げ、逃げ捨てなんてできない
と思わされます。

起こってからでは遅いのです。
準備こそは本番では行えません。
死んだ後は何もできないし
何かをしてあげることもできない。

だからいまやれることは
やれるときにやれるだけする。

その方の「いざ」について聞いたとき
あらためてそのことに気づかされ
少し、自分が恥ずかしくなりました。

1日1時間1分をだいじに、そして
ていねいにすごしましょう。

きょうもよい1日を!

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屋根を修理するのは、太陽が照っている時。The time to repair the roof is when the sun is shining.(J.F.ケネディ)

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