16Aug
あまり知られていませんが
インドでは、広島、長崎どちらかの
原爆投下の日に国会で黙とうをし、
原爆犠牲者を追悼しています。
1985年からずっと、今日に至るまで。
ぼくたちが思っている以上にインド人は
日本を近く感じていただいていますね。
そんなインドから日本へ伝わったのが
仏教と、カレーです。
どちらも、長い歳月(特に仏教は1500年)
を経て、日本オリジナルに変わりました。
これにはインド人もびっくりです。
仏教に限らず宗教は、経典や戒律を
忠実に守るのが、インドや世界の常識。
日本ではそれがずいぶん寛容になってます。
世界を見わたせば、
戦争の大半が宗教が原因。
対して、日本で宗教戦争が極端に少ないのは
それぞれの戒律よりも、互いを敬い、
それぞれが仲良くなるための儀礼に宗教が
使われることが多かったと言えそうです。
それが、きょうのひとこと。
宗教はいろいろあっても、
祈っていることはきっと同じなんだと思う。
自分の成功、家族の健康、世界の平和・・
大事なひとの病気が治りますように、
無事でいますように、元気でいますように
お金が儲かりますように
・・・
人間が祈る内容なんて、
だいたいがそんなところじゃないか?
信じる宗教がそれぞれ違っていても、です。
ひとつのことを信じすぎてしまうと、
違う信じかたをする他者を正そうとする。
これで争うなら、本末転倒ですね。
きょうもよい1日を!
相手を思いやることが
起こす行動の第一歩ですね。
宗教はいろいろあっても、祈っていることはきっと同じなんだと思う。(荻友幸:コピーライター)