9Jan
いわゆる「いい人」とは、
他人を思いやり、自分を犠牲にしてでも
他人を優先させる人、とされています。
自己犠牲という精神は尊いもの。
世界中の誰もがそうならいいのに
とつい、思ってしまいます。
いい人を、いい人たらしめているのは
なんといっても誠実さだと思います。
他人をだますなんてとんでもない。
すれば、良心の呵責に苛まれます。
そう、誰だって他人をだますことを良しとしません。
いっぽうで自分をだますことに対してはあんがい平気です。なぜなら、自分をだますぶんには誰からも不平を言われないからです。それどころか、感謝されることもしばしばです。
他人をだます人をぼくたちは不審に思い、信用ならないと距離を置くいっぽうで、自らを騙してばかりいる自分に対してはどうでしょうか?
自分をだます悪い人 = 自分
という意識がこころのどこかにめばえ、いつしか蝕むことでしょう。やがて自己嫌悪におちいることもあります。
24時間常にいっしょにいる自分。
その自分に嫌われているんだからもう救いようがない気がします。
人が犯罪を犯すとき、根幹には自分さえ良ければいい的な利己的発想よりも、自己嫌悪があるといわれます。
自分をだまし続けないでください。
自分を嫌わないでください。
ほどよく自分を許し、同じように他人を許す。
受け入れるということはとても大事ですね。
きょうもよい1日を!
身近な人を大好きでいましょう。
もちろん、自分自身をもです。
われわれは自分自身を憎むとき、他人も憎む。自分に寛大なとき、他人にも寛大になる。自分を許すとき、他人も許す。自分を犠牲にする覚悟があるとき、他人を犠牲にしがちである。(エリック・ホッファー)