きょうもよい1日を!

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きょうのひとこと

歴史は繰り返す 1度目は悲劇として 2度目は喜劇として

歴史は繰り返す 1度目は悲劇として 2度目は喜劇として

歴史は繰り返す。
とても耳慣れたフレーズで、
さまざまな例えに使われます。

古代ギリシャ時代から伝わることわざで、
カール・マルクスが続きを加えました。

歴史は繰り返す
1度目は悲劇として、2度目は喜劇として
History repeats itself, first as tragedy, second as farce.

1度目はナポレオン1世を指し
2度目はナポレオン3世を指します。

全ヨーロッパを相手に戦いを挑み
勝ち進むも、ロシア遠征でしくじり
島流先のセントヘレナ島で客死した
英雄ナポレオン・ボナパルトに対し、
甥っ子のルイは、
英雄の復活を期待され持ち上げられ
皇帝(第二帝政)になったものの
やることなすことダメダメで、
ワーテルローの戦いで惨敗し、
プロイセンの捕虜になりイギリス亡命
というお笑い種になってしまった。

このありようを喜劇としたようです。
使用している”farce”には「みじめな笑劇」
どいうニュアンスも含まれており、
コメディよりも格下のワードです。

歴史は繰り返されたとしても
2度目は最初より劣化するものぞ

といった格言でとらえられます。

とはいえ、このルイ・ナポレオン(3世)
パリの市街地を大改造した功績もある。
馬車の時代に、片側3車線の
りっぱな街道を作り、区画整理を行い、
物流機能が大幅に改善。街も清潔になり
パリはこのとき、世界でもっとも美しい
都市のひとつに生まれ変わりました。

ただ、大改造した動機は不純。
道が狭いままだと市民がバリケートを作り
革命運動を起こす可能性を高めるから!
というもの。

・・・・
やっぱダメじゃん、ルイってば

 

ということで、
きょうもよい1日を!
ルイルイ

 

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