CATEGORY世界のことわざ
道に迷うことは道を知ることだ
きょうのひとことは、 スワヒリ語圏(東アフリカ沿岸部)で 広く知られたことわざです。 道の途中で迷っても かえってそれが 道を知るきっかけとなる 日本のことわざに照らせば 急がば回れ、と同義に思えますが どちらかとい…
汝は十二時に使われ、老僧は十二時を使い得たり
サラリーマンを卒業して、 気がつけば2年近くが経ちます。 おかげさまで、かつては考えられないほど自由に時間を使えています。人間はいつか必ず死にます。失えば取り戻せないのはお金や仕事ではありません。まさにこの時間です。 さらに言えば…
世の中は海に似ている。泳げない者は溺れる
おなじ海でも 太平洋と大西洋では 塩分濃度に違いがあります。 そう、大西洋のほうが塩辛い。 これは雨の量に影響するそうで、雨が多ければ塩分が薄まるし、少なければ薄まらない。これがわずかながら違いを生むというわけです。なので、中東…
奇貨居くべし(きかおくべし)
その人の経験が、 どれほどの価値があったかは そのひとのもつ眼力(目利き力) に集約されると思います。 奇貨 とは「貴重な掘り出し物」 居くべし とは「とっておく」という意味。 始皇帝を発掘した呂不韋(りょふい)は 妾…
「哀之以験其人」(之を哀しまして以って其の人を験す)
秦の始皇帝といえば小学生だって知ってる有名人。 万里の長城を作ったひとと記憶する人も多いでしょう。 その始皇帝の宰相だった呂不韋は また「呂氏春秋」という書物を 編集し、完成させたといわれます。 これは秦の国力と文化の向上と目指す…
きのこ入りピロークを食べてもぺらぺらおしゃべりするな
むかしから「ロシア」といえば おばあさんと、パンが想起されてきます。 どうしてだか、自分でもよくわかりません。 きっと、子供のころに読んだ絵本の影響 なのだろうと勝手に思っています。 歴史やいまの世界情勢を知れば ロシアにあ…
船頭多くして船山に登る
戦国武将でだれが一番好き? ぼくなら「毛利元就」と答えます。 信長や家康ほど人気もないし 知られてもいませんが、 以前からぼくは 元就が総理大臣だったらいいのに・・ なんて夢想をよくしていました。 あれほどの政治力と洞察力、先…
パンがある時は塩がなく、塩がある時にはパンがない
人生とはそんなものさ・・ よくないことが身に起こり、 自分ではどうしようもないとき、 そんなふうに誰かをなだめたり 自分を納得させようとします。 古代の人間たちもそれは同じで 人生の福音や教訓というよりは 嘆きやぼやき…
ライオンの尻尾になるよりネズミの頭がまし
「長いものに巻かれろ」 ということわざにあるように、日本では 目上の人や、勢いある強い相手には逆らわず、 従うほうが得だという考えがあります。 働き方にもこれは影響していて、 独立して自分で稼ぐより、サラリーマンとして 給料…
道に迷うことこそ、道を知ることだ。
道に迷わなくなりました。 これもスマホに装備されているGPSのおかげ。 歩きスマホはよくないけれど、地図で方向を 確かめるため、ついやってしまいます。 同じような人が街のあちこちにいて スマホを見つめながらその場を くる…
依正不二〈えしょうふに〉(仏教の教え)
仕事や飲み会、イベントなど、あなたがふだん付き合っている人たちの平均年収は、ほぼあなたと同じである。 という説を知っていましたか? あなたが今の暮らしに満足していようと そうでなかろうと、あなたはそこに 居心地の良さを認め、変え…
怨みに報いるに徳を以てす。
もうずいぶん昔になります。 ベルリンで開かれたIT関連での シンポジウムで発表されていた ある台湾人の大学教授と食事を したときのこと。 彼はぼくが日本人だと知ると すぐに英語から日本語に変え、 紙ナプキンに 岡 村…