きょうもよい1日を!

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きょうのひとこと

幸せは「いまここにあるもので十分」と思えること

「幸せになりたい」
そう口にするほど
かえって幸せは逃げていく…数十年前に観た映画かTVドラマ、
その中で主人公が言った台詞です。
話の内容は全く覚えていないのに
この台詞はいまも忘れられません。

幸せになりたい なんて
寒い日に「今日は寒いね」というのと同じくらい自然な感情なのに、なぜ、逃げていくのか?
適当なことを言っていただけなのか?
などといちいち反芻していました。

かつてぼくは贅沢をすることが幸せでした。贅沢できるだけのお金があり、それを稼ぐ能力があり、欲しいものを欲しい時に得られる。なんて幸せなんだろう? と。

だから稼げば幸せになれる。
働くための動機付けにもなりました。
そのうち気づいたのは
モノというのは、手にするとさらに
上のものが欲しくなるということ。
つぎつぎと、際限がありません。

欲しかった幸せを手にすると、
次の幸せが欲しくなる。
これこそが「幸せが逃げる」
なのかもしれないと気づきました。

いつも幸せそうな人は
ほんの些細なことで幸せを感じています。
朝起きれたから幸せ、風が穏やかだから幸せ、雨が降っている風景が好きだから幸せ、コーヒーの香りに幸せ、子供のひとことに幸せを、それぞれに感じています。

そう考えてみれば
いまここにあるもので
十分に感じられるのが、
幸せなのだと気づかされます。

これに気づくと、自分はいつでも幸せでいていいのだと思えるようになります。なにかで満たされないと幸せになれない、という錯覚から自由になれます。

わざわざ自ら幸せを
狭めることはありません。

きょうもよい1日を!

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幸せは「いまここにあるもので十分」と思えること(作者不詳)

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