10Oct
どんな小さな会社にも「企業理念」があります。
・自分たちはどんな価値を世にもたらすのか?
・それをどんな想いで世にもたらしているのか?
など、
会社の存在価値や提供価値などがのべられ
第三者に対して自分たちの存在理由を示したり、
会社が迷ったときに羅針盤の役目を果たすなど、
なくてはならないものです。
きょうのひとことは、
ある会社の企業理念を紹介します。
全世界でつかわれ、ぼくたちもお世話になってる
サービスを提供している会社、グーグルです。
Google’s mission is to organize the world’s information and make it universally accessible and useful.(グーグルの使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです)
シンプルですが、すごくわかりやすい。
1998年創業して以来、時価総額で76兆円を超え、
当初では想像もつかなかったさまざまなサービスを
増やし続けつつも、理念とぶれていません。
参考までに、各社の企業理念をみてみましょう。
全社員の物心両面の幸福を追求し「一、お客さまに最高のサービスを提供します。」「一、企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献します。」 (日本航空)
地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする (マイクロソフト)
あたらしい飲料文化をお客様と共に創り、人と社会に、もっと元気と潤いをひろげていく。(キリンビバレッジ)
私たちは”みんなと暮らすマチ”を幸せにします。(ローソン)
どれも超有名、優良企業のものばかりです。
ただ、固有名詞を変えれば他で使えそうなものばかり。
理念というものは普遍的なものだから・・・、
と言ってしまえばそれまでですが、
具体的に何をする会社かわかりにくいと思います。
第三者にわかりにくいということは、当事者である
経営者や社員にもわかり辛いのではないでしょうか?
もちろん、各社の企業理念にケチをつけるつもりは
ありませんが、Google社のそれは他に比べ
わかりやすさで際立っている気がします。
会社がおかしくなる典型的な例として
事業を継続しているうちに本末転倒してしまう。
つまり、手段が目的化してしまって顧客不在に
なってしまう例があります。
グーグルはどんなに会社が巨大になっても
新しいテクノロジーや買収する会社が増えても
企業理念から逸れることを一切やっていない。
そのことにあらためて感嘆します。
きょうもよい1日を!
ひとそれぞれにも理念があります。
シンプルだけにぶれない、
そんな理念をもってきょうも過ごしたいですね
世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。(グーグルのミッション)