きょうもよい１日を！

いつどこで見たかは覚えてないけど
かなりむかし、誰かが着ていたTシャツに
印刷された “Knowing is seeing” の文字。

直訳すると「知ることは見ること」。
わかるような、わからないような・・
当たり前のような、ちがうような・・
妙に頭に引っかかるものがあります。

それがジョン・ロックの言葉と
知ったのは、ずいぶん後のこと。
たまたま読んでいた本にみつけました。

意味するところは、
知識は、経験に裏付けされてなくてはならず、
よって知識はすべて経験から生ずるのだ。
といったところでしょうか。

さすがは経験主義者、
ジョン・ロックの言葉です。

彼の生きていた時代は17世紀、
ひとりの人生で得られる知識はとても
限られていたのではないかと思います。

いまぼくたちが接している情報は
当時とは比べ物にならないくらい多い。
選んでも選びきれないし、玉石混交です。

あえて言えば
だからこそ「経験」が大事になる
ことに、あらためて気づかされます。

聞きかじりでなく、やってみる。
どうかな？と思ったら、試してみる。
右から左へ伝言するだけでなく
自分で確認してみる、検証してみる
などです。

ネットでだまされた！
的な発言を耳にすることがあります。
いかに愚かなことがわかりますね。

知るは見るなり

シンプルですが、とても深い。
情報は経験することで知識になり
知識は工夫することで知恵になる。

きょうあなたは
どんな知識を得るのでしょうか？

きょうもよい1日を！

—————————————
知るは見るなり。Knowing is seeing. （ジョン・ロック）