きょうもよい1日を!

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きょうのひとこと

人間を堕落に導く最も大きな悪魔は自分自身を嫌う心である

ものごとがうまくいっていないとき
なにがいったいジャマをしているのかと
犯人探しをしてしまいます。

そうして見つけた犯人を責め、
場合によっては吊るし上げ、
ねちねちと非難を浴びせることも。

それで、うまくいかなくなったことが
急にうまくいくようになった試しはありません。
むしろ事態はいっそう悪くなり、
つぎつぎと他に犯人探しをはじめる始末。
あなたにこころあたりはありませんか?

真の犯人は自分自身にありました。
経験上、ぼくについてはそうでした。
さらにいえば、自分自身を嫌うこころ。
おまえなんか何をやってもダメだ。
どうせまた失敗するに違いない。
他人を許せない自分がゆるせない。
なんて小さな男なんだ自分は!

ものごとがうまくいかない原因は
たいてい自分にあります。
自分自身を嫌う心がそうさせます。

かのゲーテは、自分自身を嫌う心こそ
人間を堕落に導く最も大きな悪魔だ!
と戯曲『ファウスト』で述べています。

だれか他人を責めたてるとき、自分の声は
それ以上に自分を責めたてています。
責めれば責めるほど自分を追いこんでいます。

だからよけいに腹が立つ。

ものごとがうまくいかないとき、
いちばんの処方は、まず受け入れること。
自尊心は受けとめかたしだいで養われます。
いま、ここ、自分、のことと受け入れる。

すると自分の力でなんとかなることと
運を天に任せるしかないこととの線引きが
できます。

本当に苦しいのは、自分の力では
なんともならないことに心を奪われ
できないからとだれかを責め、
同時に自分を嫌いにさせる行為です。

 

きょうもよい1日を!
いまできることを、ここでできることを
自分自身でできることを繰り返し、
やっていきましょう。


人間を堕落に導くもっとも大きな悪魔は、自分自身を嫌う心である。The biggest devil which leads man to corruption is the heart which doesn’t like itself.(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ)

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