人生は、ケチな心配事ばかりしているのには短すぎる

下を向けて歩いていた顔を上げると、同じようにうつむいて歩く人々が目に入ります。うち半分はスマホをみているわけですが・・

なんの不安もなく、心配事もない毎日を暮らしている人はあまりいないと思います。自分のこと、家族のこと、仕事のこと、将来のこと、かかえているやっかいな問題・・などなど。

目的の電車がなかなか来ない、それから人身事故のアナウンス。また誰かが電車に・・？慣れたことなのでふだん気にすることはなくても、心配ごとや不安に押しつぶされそうになっていると「もしかしたら自分も？」と極端な思いがよぎることもあるかもしれません。

不安とはまた、ばくぜんとしていればしているほど大きくなるものです。具体的なものならすでになんとかしようと動いているからです。じぶんのちからではどうしようもないこと。それがとめどない不安につながります。

不安は具体的にすると消えていきます。
案件としてとらえ、カラダがそれを処理しようと動くからです。不思議なもので人はカラダを動かすと、気分が良くなってきます。不安のままだと逃げてしまうのに、具体的になると立ち向かえるからです。古代から組みこまれた遺伝子のせいでしょうか。

きょうという日は、これまでの人生の中でもっとも古く、これからの人生の中でもっとも新しい日。今より自分が若い瞬間は、この先ありません。

ケチな心配事ばかりで失い続ける時間は、ほんとうにもったいない。自分でもどうしようもないことは分別して捨て、自分でコントロールできるものに向き合いましょう。あんがい「幽霊の正体見たり枯れ尾花」だったりするものです。

顔を上げ、胸を張りましょう。
あなたの人生はあなたのものです。

きょうもよい1日を！
失い続けるのは、あなたではなく時間。
意外なほど短いのです。どうか大切に。

人生は、ケチな心配事ばかりしているのには短すぎる。（チャールズ・キングスレー）

きょうもよい１日を！