きょうもよい１日を！

しばらく言われませんでしたが
さいきん言われるようになりました。
どこかホッとするものがあります。

バカと呼ばれてよろこぶ自分
それこそバカだと思いますが。

インターネットのおかげで
他人の思っていることやっていることが
手軽にほとんどリアルタイムで知ることが
できるようになりました。

してはいけないことをして責められたり
していいことをして褒められたり、
そんなやりとりを傍観できたり参加できたり
ということが自然におこなわれています。

カンタンに模範解答が得られるから
失敗を避け、恥をかくことも減りました。
道にも迷わなくなりました。
試行錯誤をしなくてすむようになりました。
どうすれば恥をかかなくて済むか？的な
情報が親切に、しかも無料で入手できます。

それゆえ、
知らないと「ググれカス！」と言われます。

こんなに情報が豊富で、自由になれたのに
かえって閉塞感を覚えるのはどうして？
そんな疑問もふつふつ湧いてきます。

ネットでは、情報を得ようとすればするほど
自分がどんどん丸裸にされる感覚があります。
そこでは少しでも、人と外れたことをすれば
即座に非難される環境にあります。

一度も会ったこともない人々からも
バッシングされる機会が増えました。
意外と世間には風紀委員が多いのです。

そういう目に遭わないよう
世間からはみ出ないように暮らす。
やや萎縮しながら優等生にすごす。

生きづらさ、というのは
こんなところにもあるのでしょう。

だからこそ「バカに見える」ことは
そうした枠をとっぱらった部分に
価値があるように思えます。
自分の信じていることを、のびのびと
やっているという自覚が得られます。

無自覚なバカはただの迷惑ですが
そのことを知っているバカなら
多少やってもかまわないのでは？
と思う、きょうこのごろです。

おまえ、バカだよなあ

そう言われなくても知っている。
そんなバカに自分はなりたい。

きょうもよい１日を！

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バカげて見えるって自分で知ってれば、バカげててもかまわないのよ！I don’t mind feeling stupid as long as I know I look stupid!（ルーシー 『スヌーピー』）