きょうもよい1日を!

menu

きょうのひとこと

なぜネガティブにならなければいけないんでしょうか

W杯の決勝戦も終わりました。
フランスおめでとう!

ふだんサッカーなんてろくに
観戦してもいないぼくも
4年に一度というお祭り気分で
テレビの前で手に汗をかく始末。
サッカーは面白いなあと
典型的なにわかファンでございます。

日本代表を決勝までもっていった
西野監督は、なかなか鮮やかでした。

そんな彼がW杯直前に行われた
親善試合で日本は 0-2 でスイスに惨敗。
W杯は3連敗で終わるのではなどと
悲観的なムードになったものです。

きょうのひとことは、スイスに負けた直後の記者会見「監督自身、チームに危機感を感じているのでは?」という質問に対し、西野監督が答えた一言です。

なぜネガティブにならなければいけないんでしょうか。

これ、隠れた名言だと思いませんか?
これから戦うというときに、ネガティブになっていては勝てる試合も勝てない。ましてチームを率いる監督にあっては・・・!

日本人はどことなく潜在的なマゾが多いのか
あえて厳しいこと、否定的なことをいうほうが
なんだか思慮深く、威厳があるように思われます。

ポジティブな人を能天気、チャラいと考える。
そんな空気に占められている気がします。

理由のひとつは間違いなくテレビや新聞などのメディア報道。およそ80%が常にネガティブなもので占められています。そのほうが人の目を引きやすいからです。

西野監督に対する記者の質問が意地悪なのもそうだし、おそらく「確かに厳しいですね」的な答えを待っていた視聴者もそう。長年の習慣とはおそろしいものです。

だからこそ、きょうのひとこと。
これから力を出し切って戦おうとするチームを率いる立場において、いったいなんのためにネガティブになる必要があるのか?

そもそも日常は、いくつもの小さな戦いから成り立っています。判断という戦い、選択という戦い、問題を乗り越えるための戦い、過去との戦い、未来への戦い、そして自分との戦い・・

勝負の前にネガティブな感情は必要ありません。

きょうもよい1日を!
ネガティブな感情に流されないこと。
へんな口ぐせもやめましょう。


なぜネガティブにならなければいけないんでしょうか。(西野朗:ロシアW杯日本代表監督)

 

関連記事