きょうもよい１日を！

あまり耳慣れなかった「ToDoリスト」という
単語も今ではすっかり定着してきました。
ようするに「やることリスト」ですね。

付箋などを使ってやることを書き出し、
机やノートなど目につくところに貼って、
終わったらはがしていく。

これを一歩進めたタスク管理を可能に
したのがGTD (Getting Things Done)と
呼ばれるもので、デビッド・アレン氏に
よって提唱されました。

やりかたは、こうです。
大きめの付箋紙を用意し、これに
頭の中にある「あれをしなければ」
「これもしなければ」をぜんぶ、書き出します。
仕事か、プライベートかは区別しないこと。
思いつく限り、書き出します。

やりかけの作業、読みかけの本、観たい映画、
誰かとの約束、自分できめたルール・・・
将来の不安、心に溜まった心配ごと・・
ぜんぶ書き出します。

一枚の付箋につき、ひとつだけ。
付箋はたっぷり用意しましょう。

書き出しているうちに
ふと気づくことがあります。

心が軽くなっていること。

書き出したことはまだ済んでないし
心配事も解決してはいない段階なのに
なぜか、気持ちが落ちついてきます。

付箋紙にぜんぶ書き出したら、
今度はそれを分類し、並べ替えます。
直ちにやるべきこと、重要なこと
あとでいいもの、時間をかけてやるもの
またはダブっているもの・・・

書き出して整理するだけで、もう
いくつかは解決に向けて動き始めます。
どうせ無理なんじゃないかな？
そう思っていたことすら、手がかりが
つくような気がしてきます。

頭の中をモヤモヤさせていたやるべき感が
いったん外に出し、目で確認し、手でそれを
貼り替えるなり動かすことで、風を通す。

歯車に遊びを与え、回転を良くする感じ。
頭が空になりストレスから解放される感触
がそこに生まれるはずです。

問題から逃げてばかりでは
本当のリラックスは得られません。

なにかしら少しでも前に進んでいる実感。

つまっていた頭に余裕が生まれ、
やれることが少し、増えてきます。
増やすことが目的じゃないけれど、
思っていた以上のことが出来てしまった。
なんてことも期待できます。

 

きょうもよい1日を！
まずは頭の中から外に出す。
そこから始めてみませんか？

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あなたの能力はあなたがリラックスできる能力に比例する。（デビッド・アレン）