7Jun
わりと大きな買い物をするとき
無意識に正当な理由を探します。
前からずっと欲しいと思ってたから
いま買うのが一番おトクだから
友だちから、強くすすめられたから
がんばった自分へのご褒美だから
・・・・
ぼくはこの「自分へのご褒美」といういいまわしに違和感をおぼえてしかたありません。偏屈なのかもしれませんが、ご褒美って自分にするもんじゃない!とか、つい反発したくなります。
偏屈ついでに言ってしまうと、「がんばったからご褒美がもらえる」というのは、うらをかえせば「がんばらなければご褒美がもらえない」わけで、自分を損得勘定で評価するクセをつけてしまいます。自分を窮屈にさせ、相手にもそれを求めて窮屈にさせる原因にも・・・
エサで釣ったり釣られたりする人間
そんなものにはなりたくないなあと。
ちなみに「自分へのご褒美」はもともと販売マーケティングとして、CMコピーで使われはじめたといわれます。たしかに、そんなもの20年前にはなかった概念ですよね。
ぼくは大きな買い物をするときは、これを持つに相応しい人間になる!という決意。買うことで誰かをよろこばせることができる。と思うようにしています。
向上心と勇気、ですね。
きょうのひとことは、同じく「自分へのご褒美と思って何かを買うのは大嫌い」と言う著名なスタイリストさんのことばからいただきました。いっしょに戦う勇気をもらうため、必ず先にある何かのために大きな買い物をする、というわけですね。納得です。
きょうもよい1日を!
大きな買い物をする前に、
まずはお金を稼がないとですね。
私は自分へのご褒美と思って何かを買うのは大嫌い。大きな買い物をするのは、これからの試練をいっしょに戦う勇気をもらうため。必ず先にある何かのために買うのです。(押田比呂美:スタイリスト)