15Feb
不安というのはおもしろいもので
ひとつ現れると、ふたつ、みっつと増えていきます。
まるで池にふりそそぐ雨の波紋のように。
不安から生じる行動は2種類。
ひとつは、萎縮して動けなくなること。
もうひとつは、浅はかな行動に走ること。
あのとき、なぜあんなことをしたのだろう? と自分でもびっくりするくらい不自然なことをしてしまう。あとあと思い返してみると、原因は当時抱いていた不安だったということに気づかされます。
ぼくたちはどんなときも
目の前にやるべきことが
広がっています。
不安というのは、そのことから目をそらそうとする働きもあります。ぼくはそれを「不安に食べられる」と表現します。不安はこうしたものを食べながらぶくぶくと太っていきます。困ったものですね。
こんなことしてもムダだ。どうせ失敗する。時間がない・・不安はそうささやき、あなたからやる気と集中力を奪おうとします・・
かまいません。
忘れましょう。不安はある種の悪霊のように見える人には見えるし、見えない人には無の存在です。ざんねんなことに悪霊は、自分の存在に気づいたひとに襲いかかります。
不安?忘れましょう。
忘れてかまいません。
目の前のやるべきことだけに集中すれば、不安という悪霊は「相手にされなかった」と退散していきます。不安の特効薬は集中力というわけですね。
きょうもよい1日を!
きょうこそ幸運の日です。
多少の手違いなんか忘れろ。失敗も忘れろ。自分が今、これからしようとしていること以外は全部忘れて、やっつけようじゃないか。今日こそ幸運の日なんだ。(ウィリアム・デュラント:GM創業者)