きょうもよい1日を!

menu

きょうのひとこと

動いているモノは動いている者にしか見えない

『進化論』で知られるダーウィンは

最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。

という言葉を残しています。さらに遡ること古代ギリシャ時代ではヘラクレイトスという哲学者が

存在し続けるのは、変化のみである

と説いています。これらは、めまぐるしく変わる世の中の動きに合わせて、自分もまた変化し続けないといけない。といった解釈で、多くの人や企業で教示されています。

ではどうやって「世の中の変化」を知り、察することができるのか? これはもう、自ら行動することでしか得られません。あるクリエイティブディレクターがいうように「動いているモノは動いている者にしか見えない」のだろうと、ぼくも思います。行動力というのはいつの時代も大事ですが、変化が大きければ大きいほど、行動力もそれにともなってよりすばやく、より強くあるべきなのでしょう。行動する人はいかなるときも行動し続け、行動しない人はいつまでたっても行動しません。これは慣性の法則どおりです。

動いている者にしか見えない。で思い出しましたが「カエルは動くものしか見えない」といわれます。ハエや蚊などカエルにとっての獲物をすばやく獲るには、他の情報を捨て、動くものだけに集中する方が効率がいいからです。これはまた身を守るためにも必要かもしれませんね。

よく考えてみると、人間だって同じこと。「いつもそこにある」変化のないものは目に入らないものです。あるものがなかったり、あったものがなくなって初めて存在に気づく。心当たりがあるはずです。気づきというものは動くからこそ得られます。だからこそ、視点を変え、着眼点を変えるなど、自ら変化を起こすという行動が必要なのだと思います。

 

 

きょうもよい1日を!
そういえば、止まっているものは盲目同然見えないのに、動くものだけ見ることができる「リドック症候群」なんていう奇病もありますね。


動いているモノは動いている者にしか見えない。(佐藤雅彦)

関連記事