15Oct
初めてひとりで長い旅に出たとき
これまで経験したことのなかった
激しい孤独感に苛まれました。この街のだれひとり、ぼくを知らない
この街のだれひとり、ぼくは知らない
これまで経験したことのなかった
激しい孤独感に苛まれました。この街のだれひとり、ぼくを知らない
この街のだれひとり、ぼくは知らない
禅に「本来空寂(ほんらいくうじゃく)」
という教えがあります。
人は誰しも一人で生まれ、そして一人で死んでいく。
病を 患うことも、老いていくことも、
誰も変わってあげること はできません。
たとえ家族と言えども、それぞれが自分だけの人生を
たとえ家族と言えども、それぞれが自分だけの人生を
生き ていかなくてはなりません。
それが「本来空寂」の意味す るところです。
(出所:枡野俊明著「禅の言葉」)
孤独と寂しさの違いとはなにか?
孤独は「命」で、寂しさは「状況」です。
孤独は運命であり人間が逃れられないもので
寂しさとは、ある種の心もちです。
ひとは他人を通して、自分の姿を知ります。
相手にどれだけ優しくなれるかで
状況は変えられ、寂しさは解消されます。
孤独とはひとつの命なので、変わりません。
孤独と寂しさの違いを、
旅をしながら考えていました。
寂しい気持ちはイヤだけど
孤独を感じるというのは 悪くない
そう思うようになったのは
しばらくあとのことでした。
きょうもよい一日を!
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見知らぬ街で自分が全く孤独だと気づくこと